ソーラーエッジの特徴
ソーラーエッジのパワーコンディショナは、ソーラーエッジパワーオプティマイザとの連携用に特別に設計されています。
パネルに直接接続したパワーオプティマイザがモジュールごとに最大電力点追従(MPPT、Maximum Power Point Tracking)と電圧管理を行い、パワーコンディショナは直流から交流への変換のみを行います。
そのため、本製品は設計がシンプルでよりコスト効率が高く、より高い信頼性を持ちます。標準保証期間は12年で、20年もしくは25年まで延長可能です。
採用されている固定ストリング電圧方式により、ストリング長や温度に左右されることなく、常に最大効率(97%を上回る荷重効率)で稼働します。
パワコンの最大電圧に合わせパネルの電圧をコントロールすることにより、今まで実装できなったパネル量を接続することが可能になります。
ソーラーエッジの優れた特徴
1.逆転の発想!ソーラーエッジはパワコンからMPPT制御機能を外しました
パワコンはMPPT制御と直流交流変換を行っています。
ソーラーエッジはパワコンからMPPT制御機能を外に出し、パネル側に(1〜4枚単位)オプティマイザーというMPPT制御を行うユニットを取り付ける仕組みにしています。
この構造により
・パワコンはよりシンプルに低価格に
・MPPTは1〜4枚単位で
行えるようになりました。
その結果パワーコンディショナー自体の価格も下がり、保証も手厚くなりました(工場出荷で10年、オプションで10年延長)。
さらに以下のような技術的な優位性があります。
・モジュール枚数単位でMPPT制御をかけていくため通常のパワコンと比較して1〜25%の発電量アップ(出力交差や影の影響を最小化)
・オプティマイザー側で電圧を制御するため30直列などのロングストリングが可能に。自由なモジュールレイアウト設計が可能になりました。
ソーラーエッジは従来のパワーコンディショナーとは全く異なる新時代のユニットです。
2.ソーラーエッジなら施工コストも下がります!
・ロングストリング化によりケーブルと施工工数の削減が可能に
・フレキシブルなストリング設計が可能
・オプティマイザーはパネルの下や周辺の架台に取り付けることが可能
パワコンからMPPT機能を外出ししたことで実は施工にも大きなメリットがあります。
三重県津市の国内事例では1MWの高圧サイトで65%の周辺部材の削減を削減しています。
さらに、同じ1Mでも、ソーラエッジのオプティマイザーを利用した場合の比較がこちらです。
3.ソーラーエッジなら管理にも大きなメリット。オプティマイザ単位の監視が可能!
ソーラーエッジはオプティマイザー単位(パネル1〜4枚)でパネルをモニタリングすることができます。
従来のモニタリングではパワコン単位のモニタリングが限界だったため、結局どのパネルに異常があるかは現地でストリングチェッカーなどをつかい検査する必要がありました。
しかしソーラーエッジであれば、どのパネルに異常があるのかが一目瞭然にわかります。
また、仮に異常のあるパネルが発生したとしてもその異常はストリングに影響が及ぶことはありません。
これまでのパワコンですとストリング全体に影響が発生してきます。
20年間のロスで考えるととても大きな違いです。
4.ソーラーエッジの隠れた特徴 異常時の安全性が極めて高い
ソーラーエッジシステムでは交流側がオフになった瞬間に直流のストリングケーブルも自動的にオフになります。
パワーオプティマイザが自動的に直流電圧を1Vに低下させることにより、施工、メンテナンス、消防活動時の安全性を高め、災害リスクを低減します。
ソーラーエッジのリパワリンの実績
リパワリン前とリパワリン後の発電量を比較
【条件】
サイト発電開始日:2017年2月28日
場所:兵庫県三木市
設置規模: 49.5kwAC
発電単価:32円
パネル:ウィンアイコ275w x 274枚(75.35kwDC)
当初のパワーコンディショナ:日本製三相 9.9kw x 5台
リパワリング日時: 2020年8月4日
リパワリング後のパワーコンディショナ:
ソーラーエッジ三相SE25K x 2台
竹の影が太陽光発電パネルにかかり、その影響で発電量低下がみられた。
実際に、サイトの発電量が初年度約6万kwHから2年目約5万4千kwHと10%低下したことで
リパワリンを実施した発電所になります。
リパワリングで売電収入が一年に40万円ほど増える実績です。
ソーラーエッジパワーコンディショナには20年保証があり、FIT残存17年でこれは7,344,000円
の売電収入増に相当します。